バッテリー上がり時のインロック注意

バッテリー上がりイメージ

 

相次いで同じ事案が2件続きましたので、皆様にご報告致します。

またしてもBMWインロック関連になってしまうのですが・・・。

今回はそのインロックが発生してしまった理由が、バッテリー上がり作業に関係しておりました。

お客様からお聞きした経緯を説明しますと、しばらく乗ってなかったBMWのドアを、リモコンキーで解錠を試みたところ、開かなかったとのこと。

しょうがないから、ドアシリンダーにキーを挿し込んで解錠。

その後、運転席に乗りエンジンをかけようとするが、無反応状態。この時にはじめてバッテリーが上がってダメなんだなと気付いたそうです。

その後、バッテリージャンプ作業をするため、一旦車外に出て・・・
(この時、また乗るからと鍵は助手席に置いて、ドアは閉じたようです。これが後に悲劇を生みました。)

バッテリーにケーブルをつないで、もう一度エンジンをかけるため運転席に乗ろうとドアを開けようとしたら・・・

「んっ? 開かない!!」
「あっ、鍵は中(車内)だ・・・」
「なんで?ドア施錠してないのに閉まってしまったの??」となってしまった…。

というのが今回のインロックの経緯となります。

私も詳しく把握しているわけではなく、国産車だったらどうなのかわかりませんが、外国車(全車かどうかもわかりません。)は、状態を記憶しているようなのです。(私の中での解釈になりますが・・・。)

今回の場合は、バッテリー上がってしまう前の最後の状態、つまり施錠している状態を記憶しており、バッテリージャンプ作業して回復した途端、バッテリー上がる前の最後の状態に戻そうと、解錠状態でしたが、システムが必然的にドアを施錠した。これが今回のインロックの原因だと思われます。

なんとかドアシリンダーをピッキングで解錠して鍵を取り出しましたが、外国車にお乗りの方で、ジャンピング作業をご自身でする時は注意が必要ですね・・・。
ドアを開けておく、鍵は車内に残さないなど。

2018年10月30日